クラブハウス(Clubhouse)という音声SNSが日本で流行し始めました。クラブハウスは、2020年の春にアメリカでリリースされたアプリです。
音声版ツイッターと例える方がいますが、全然違います。クラブハウスは、いつでも参加できて参加者が発信者にもなることができる聴取者参加番組を配信するアプリなんです。
その機能を見ていきますと、テレワークに使えるところがありますので、紹介します。
クラブハウスとは
クラブハウスは、サンフランシスコのベンチャー企業によって開発されました。
2020年の春に始まったのですが、その年の12月には60万人を超えるユーザーが集まっています。
シリコンバレーで話題になり、ベンチャーキャプタルから約100億円の資金調達に成功しました。
日本では、2021年1月から話題になり、招待制といった特徴から人気沸騰中です。
クラブハウスのサービスとは
- 音声会話のみで交流する
- フォローを通じてユーザーがつながる
- 「いいね」なし、コメントなし
- 録音・録画は禁止
- 招待されると参加可能
といったルールがあります。そして、参加者の立ち位置は、
- モデレーター
- スピーカー
- オーディエンス
に分類されます。番組を主催するのがモデレーターで、会話に参加する人がスピーカー、黙って聞いている人がオーディエンスです。
しかし、オーディエンスが挙手してモデレーターから許可を得ると、即座にスピーカーの立ち位置になり、発信者になるのが面白いところです。
クラブハウスの使い方
まず、アップルのアップストアから、クラブハウスのアプリをダウンロードします。今は、アンドロイドでは利用できません。
アプリを起動して、個人情報等の初期設定をします。興味のある項目と最初にフォローする人を数人決めたら、ルームという番組が表示されます。
そのルームを選んで参加します。静かに退席も可能です。
ご自分でルームを作成して運営してみることも簡単にできます。
クラブハウスをテレワークに活用できる
では、どのようにテレワークに活用しましょうか?
クラブハウスはラジオ番組に似ているところがありますが、無音が続いても「放送事故」にはなりません。
実際、ルームを作って参加者を募り、参加者に発声することを禁じて、モデレーターも一切話さない、という無音の番組があるくらいです。
それを作りましょう。その無音OKのルームを作り、テレワークの社員に参加させて、必要なときにだけ話しかける。
無音だけど、クラブハウスのルームにみんながいるので孤独感はありません。
そして何より、クラブハウスのよいことろは、音がきれいなことなんです。そして複数のスピーカーが同時に発声しても、きれいに聞き取れます。Zoomよりいいですよ。音は。
対面で話したいときは、Zoomをつなげばいいのです。音声だけで済むならクラブハウスで十分です。
本当のところ、Zoomはお互いの顔がアップに写し出されて恥ずかしい、という声もあるくらいですから。