就職氷河期に正規雇用されなかった世代がありますね。ニュースで話題になりました。正規雇用されなかったことにより、十分なキャリア形成がなされておらず、他の世代の再就職組と比較すると、大変不利となっています。
経営者にとって、「即戦力」は喉から手が出るほど欲しいものです。何せ即戦力は、育成の必要がありませんから。
新卒採用された社員は、職場の現場に出る前にきちんとカリキュラムの組まれた研修を受けてから配属されて、一人前に育っていきます。
一方、就職氷河期で正規雇用を逃してしまった方々は、その点、年齢の割にはキャリアに乏しいのです。このままでは、他の世代とまともに就職活動はできないですね。
そこで導入されたのが、特定求職者雇用開発助成金(就職氷河期世代安定雇用実現コース)です。
特定求職者雇用開発助成金(就職氷河期世代安定雇用実現コース)とは
就職氷河期に正規雇用されなかったことにより、十分なキャリア形成がなされず、そのことが原因でますます正規雇用に就くことが困難になっている方をハローワーク等の紹介により、正規雇用労働者として雇用すると助成金が支給されます。
どうすればもらえるのか~助成金の支給要領~
雇用する日において下記の要件のすべてに当てはまる方を、ハローワーク等を通じて雇用すること
- 雇用する日の満年齢が35歳以上55歳未満の方
- 過去5年間に正規雇用労働者として雇用された期間が1年以下であり、過去1年間に正規雇用労働者として雇用されたことがない方
- 紹介された時点で失業者または非正規労働者であり、かつ個別支援等の就労に向けた支援を受けている方
- 正規雇用労働者として雇用されることを希望している方
正規雇用労働者として雇用されることを希望しているのは、当然ですよね。
助成金はいくらもらえる?
6ヶ月ごとに区分して、一定額が支給されます。
支給対象期間は1年で、
第1期に25万円、第2期に25万円。