サルからスモモを守る駆除犬
駆除犬とは
人間の生活の範囲で危害を加えるような野生動物を駆除する犬を駆除犬、または害獣駆除犬といいます。
害獣の接近を感知させ、放して追わせることが駆除犬(追い払い犬)の主な役割です。
例えば、猿を対象とするモンキードッグ、熊を対象とするベアドッグなどがいます。
害獣は作物を荒らし、時には人に危害を加えます。命の危険になる場合もあるので、駆除犬の役割はとても重要であると言えます。
駆除犬に適した犬の習性
犬は、自分のテリトリーを守ろうとする習性があります。
この習性に着目して、人間は味方(身内)であり、害獣は敵であることを訓練すると、害獣駆除犬として活躍できます。
数多ある犬種のうち、小型犬は、体力が弱いので、駆除犬には不向きかも知れません。
サルからスモモを守る駆除犬はモンキードッグ
「サルからスモモを守る駆除犬」がTV番組等で紹介されています。農作物を食べに現れる野生動物に対して、犬を放して追い払う効果をモンキードッグに期待しています。
駆除犬活用の問題点
放し飼いが、動物愛護管理法という法律で、禁じられています。
しかし、駆除犬が活躍するためには、鎖でつないでいては、効果が出ません。
そもそも、放し飼いは、
- 狂犬病等の感染症を予防するため
- 人の生命等に危害・迷惑を発生させないため
に、禁じられています。ですから、駆除犬を活用するために、
- 感染症予防の徹底
- 動物の所有情報を開示
- 人に危害を加えないように訓練
が必要なのでは、ないでしょうか?
また、放し飼いの例外として駆除犬を定義することも法改正に求められます。