猫を飼いたいけれど飼えない方へM君ちの猫を紹介します

私が物心ついたときには、もう、自宅にネコがおりました。
その名前は、代々「チビ」でしたが、私にネーミングライツ(命名権)が移ってからは、
「もーやん」「ポチ」「ゆっちゃん」等、特徴を踏まえた名前をつけてきました。

白地に黒の模様が、ホルスタイン種の乳牛のようだったので、「もーやん」、
紙くずを丸めて投げると、取ってきて、私に渡してくれる「ポチ」、
当時、姪がかわいかったので、姪のニックネームで「ゆっちゃん」。

猫好きにあるまじき私の体質

時間があるときは、常に猫と一緒にいました。
テレビを見ているときは、膝の上。トイレや風呂にまでついてくる。
「だるまさんがころんだ」で遊ぶ。

大学に入って、授業をさぼって家にいるときは、朝からずっと猫と一緒です。
で、風邪をひいている訳でもないのに鼻水をたらしていました。私が。

そして、増々大学に行くのが面倒になり、いやいや家を出るのですが、
外出しているときには、鼻水が出ないんです。これで、風邪ではないことがわかりますね。

そして、猫を怒らせてしまったときは、ひっかかれたり、猫パンチ・猫キックを浴びせられるのですが、その爪痕が「みみず腫れ」になるのです。家族の中で私だけが。

一緒に遊んでいて両者ともに興奮してくると、家の中を走りまわります。そして、畳張りの和室は、ほこりやら猫の毛が舞い上がります。

30分も暴れると、私はだんだん、息苦しくなってきました。そこで、遊ぶのをやめるのですが、息苦しいのは、なかなか治りません。ところが、外出するとその症状は徐々に治まり、ケロっとしています。

猫が好きでも猫アレルギー

以上の経験から、私は、猫アレルギーであることがわかりました。大学生になるまで、わかりませんでした。

今はもう、猫アレルギーの自覚がありますので、自宅で猫を飼うことはありません。また、猫がいるお宅を訪問するときは、30分以内に切り上げるか、アレルギー反応を受け入れる覚悟をします。

まず、気管支が収縮して息苦しくなります。そして涙が出てきます。とともに、鼻水がとまらなくなります。この症状は、気管支ぜんそくと同じです。

猫アレルギーとともにハウスダスト(家のほこり)アレルギーもある私は、アレルギー性気管支炎をよくおこします。ハウスダストアレルギーなので、お掃除が苦手です。ほこりが舞うと症状がでるので。

友人M君のエピソード

私の古くからの友人M君も猫好きです。猫を飼いたいので、ペットOKのアパートに住んでいます。
そのアパートに移ってすぐに子猫を2匹、オスメスのつがいで飼うことにしました。

子猫をもらってすぐに動物病院へ相談するほどの熱心な猫好きです。

完全部屋飼いで、去勢と避妊手術をすることにしました。そのタイミングはお医者さんと相談の上、ぎりぎりのタイミングで実施することになり、2匹の去勢・避妊手術は無事成功、術後の経過もよくすくすくと成長を続けました。

ある朝、彼が目覚めてリビングへ行くと、あたりは血の跡があちこちについていました。

「もしや2匹がけんかでもして、ひどく傷ついたのではないか?」

と心配し、2匹をさがすと、足元に2つの小さな肉の塊がピクピクと動いているではありませんか!猫本人ではありません。小さな肉の塊です。もちろん血だらけで。

もう、お気づきでしょう。去勢・避妊の直前に2匹はやることを済ませ、しっかり出産をしていたのです。出産のための箱等を用意していなかったため、適当な出産場所がなく、部屋のあちこちで産み落とした、という感じです。赤ちゃん猫は2匹、そのうち1匹が知り合いにもらわれて、現在親子猫3匹と暮らしています。

猫に育てられた猫はのら猫

赤ちゃん猫の子育ては、すべて母猫にまかせました。するとどうでしょう。その坊主は、人に触られるのが嫌いです。そして、ほとんど寄ってきません。客として、ときおり訪問する私の顔と匂いをいつまでたっても覚えてくれず、警戒態勢を取って、私をにらみつける始末です。一方父親の方は、私の顔と匂いと声を確認して、あいさつしてくれます。母親は、ツンデレです。

猫をお家で飼えない方はどうするべきか

私のように猫アレルギーとまではいかないまでも、ペット禁止マンションに住んでいらっしゃる方は、なかなか猫との暮らしを楽しめません。非常に残念です。そんな私は、直販雑誌「ねこのきもち」を定期購読しています。

直販雑誌「ねこのきもち」は、実際に猫をご自宅で飼ってらっしゃる方が読む雑誌です。
猫のしぐさや病気、心理状態等、飼い主にとって有益な情報満載です。そして付録がたくさんついています。ま、私がもらった付録は、M君家へもっていくんですけども。

ヒトと愛猫の生活情報誌「ねこのきもち」

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