人材の採用って難しいですよね。履歴書と面接だけで本人のすべてを読み取って、自社で活躍できるかどうかを判断しなければならないのです。
もし、「お試し」で採用して、お試し期間が終わるまでに本採用できたら人材採用も気楽にできるのではありませんか?
「お試し」で採用するともらえる助成金があります。トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)といいます。
トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)とは
職業経験・技能・知識等から安定的な就職が困難な求職者を一定期間試行雇用した場合に助成されます。試用期間を通じて、雇用者・被雇用者の相互理解を促進して、雇用機会の創出を目的としています。
どうすればもらえるのか~助成金の支給要領~
この助成金を受給するためには、次の要件をすべて満たす必要があります。
- ハローワーク・紹介事業者等の職業紹介の日において、次のいずれにも該当しない者
- 安定した職業に就いている者
- 自ら事業を営んでいる者又は役員に就いている者であって、1週間当たりの実働時間が 30 時間以上の者
- 学校に在籍している者
- トライアル雇用期間中の者
- 次のいずれかに該当する者
- 紹介日前2年以内に、2回以上離職又は転職を繰り返している者
- 紹介日前において離職している期間が1年を超えている者
- 妊娠、出産又は育児を理由として離職した者
- 紹介日において、ニートやフリーター等で55歳未満である者
- 紹介日において就職支援に当たって特別の配慮を有する者
- ハローワーク・紹介事業者等に提出された求人に対して、ハローワーク・紹介事業者等の紹介により雇い入れること
- 原則3ヶ月のトライアル雇用をすること
- 1週間の所定労働時間が原則として通常の労働者と同程度であること
ここでいう、「特別の配慮を有する者」とは、
- 生活保護受給者
- 母子家庭の母等
- 父子家庭の父
- 日雇労働者
- 季節労働者
- 中国残留邦人等永住帰国者
- ホームレス
- 住居喪失不安定就労者
- 生活困窮者
を、いいます。
助成金はいくらもらえる?
支給額は、支給対象者1人月額4万円。ただし、対象者が母子家庭の母等又は父子家庭の父の場合は、支給対象者1人月額5万円。