プロフィールストーリーとは
レンタル経理部長の経歴をさらに詳細にお知らせすることで、谷口和喜(タニグチカズキ)について深いご理解を頂戴することを目的としております。面白そうなところから、ご覧いただけましたら、幸いです。
1番の成績を目指した中学生時代
市立の中学校の入学式へ出発する直前、母が言う。
「墨をすりなさい。」
なんのこっちゃ!?と思いながら、お習字セットを開き、硯に水を入れて、墨をこすり、墨水を作った。
「半紙に一と書きなさい。」
半紙を一枚取り出し、フエルトの下敷きの上に乗せ、文鎮で固定する、素直な私。
半紙の中央に大きく「一」と書く。左端には、「谷口和喜」とサインした。これでいいの?
「その半紙をお仏壇にお供えするのよ!」
次の指示が出た。覆面をして、仏壇の前にある経机の上にに「一」と書いた半紙を置き、切り火をする。
「こうすると、一番になれるのよ。」という内容のことを方言で私に教える母であった。
正確に言うと
「こないしたら、一番になれるんやでぇ!」
そう、私の父は九州男児であるが、母は関西人。
私は日本人と関西人との「ハーフ」なのである。
つづく