糖質制限の程度による分類
糖質制限は、糖質制限の程度によって以下のように分類される。
- 極度糖質制限
- 高度糖質制限
- 中程度糖質制限
極度糖質制限とは
1日に摂取するカロリーの10%以下
または、
1日に20g~50gに
糖質を抑える。
このレベルでは、多くの場合、ケトーシスの状態となる。
高度糖質制限とは
1日に摂取するカロリーの10%~25%
または、
1日に50g~130gに
糖質を抑える。
このレベルでは、多くの場合、ケトーシスの状態とならない。
中程度糖質制限とは
1日に摂取するカロリーの26%~45%
または、
1日に130g~225gに
糖質を抑える。
このレベルでは、ケトーシスの状態とならない。
糖質を制限して、タンパク質・脂質を増やす
1日に摂取するカロリーを一定に保つためには、糖質制限により、糖質摂取量が減った分を、タンパク質と脂質で補う必要がある。
糖質制限食がアメリカで容認されたのは、2013年。米国糖尿病学会(ADA)である。ただし、中程度の糖質制限を推奨している。
炭水化物・タンパク質・脂肪の摂取割合は?
従来、日本で三大栄養素として、炭水化物・タンパク質・脂肪をバランスよく摂るように教育されてきた。その理想的な割合は、50:20:30である。
この割合を極度の糖質制限に当てはめると、炭水化物50%のうち、40%が、タンパク質・脂肪へと振り分けられる。仮に等分したとしよう。すると、三大栄養素の割合は、10:40:50となる。