もうすぐ社会保険の適用範囲が拡大します。
2022年10月1日から、社会保険が適用される方が増えます。
今まで、所定労働時間が短いことでパート先の社会保険に加入できなかった方が、社会保険に加入することが下記の条件で義務化されます。
「扶養の範囲内」でパート勤務をがんばっている主婦のあなたは注目してください。
現在(2022年9月いっぱいまで)は、
- 正規雇用の社員(フルタイム勤務)であること
- 週の所定労働時間が正規雇用の社員の4分の3以上であるパート・アルバイト社員
上記の条件で考えると、例えば1日8時間で週5日の勤務で週40時間が所定労働時間の場合、
パート・アルバイト社員の方は、40時間の4分の3、すなわち1日6時間で週5日の勤務で週30時間以上の勤務で社会保険加入の義務が生じます。
これからは
- 従業員100人超の規模の企業で
- 週の所定労働時間が20時間以上あること
- 雇用期間が2か月超見込まれること
- 賃金月額が8万8千円以上(年収106万円以上)であること(変化なし)
- 学生でないこと(変化なし)
と、なります。
この立法趣旨は、政府の社会保障の支出が増えてきていることに憂慮して、1人でも多くの方に社会保険に加入してもらおう、とするものです。
個人だけでなく、半額を負担する企業側も大変になってきますね。