高齢者はその年齢故に、障害者はその障害故に、母子家庭の母はその子の世話故に就職することがむずかしいのが現状です。
経営者にとってみれば、できるだけ若い健常者で時間的に融通の利く人を雇いたいのでしょう。しかし、それが助長すると高齢者や障害者、母子家庭の母はますます就職することがむずかしくなります。
そこで、助成金を支給することになりました。特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)です。
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)とは
高年齢者や障害者等の就職困難者をハローワーク等の紹介により、継続して雇用する労働者として雇い入れる事業主に対して助成されます。
どうすればもらえるのか~助成金の支給要領~
この助成金を受給するためには、次の要件をすべて満たすことが必要です。
- ハローワークまたは民間の職業紹介事業者等の紹介により雇い入れること
- 雇用保険一般被保険者として雇い入れ、継続して雇用することが確実であると認められること
助成金はいくらもらえる?
1人あたりの支給額です。
短時間労働者以外
- 高齢者・母子家庭の母は、60万円
- 重度障害者等を除く身体・知的障害者は、120万円
- 重度障害者等は、240万円
短時間労働者
- 高齢者・母子家庭の母は、40万円
- 重度障害者等を含む身体・知的障害者は、80万円